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夢、ハイテクでできた北京五輪開会式(4)
2008-08-13 00:00
 「飛鳥」や「クジラ」はどうやって映し出したのだろう?これまでの開会式ではスライド投影技術が使われたが、北京五輪ではマルチメディア装置を採用。「鳥の巣」の屋根に設けられた1千平方メートルのスクリーンに「クジラ」が自在に泳ぐ鮮明な映像を映し出し、人と自然の調和を見事に表現した。この装置はNBAも使用しているが、8台前後しか持っていない。今回の開会式では120台が用意された。

 北京五輪開会式では、ほかにも多くの革新技術が採用された。たとえば、演出用照明は3000セット余りで、アテネ五輪を3分の2上回るが、費用はアテネ五輪を3分の2下回った。使用された光ファイバーは品質が良く、確実性も増した。

 于建平・技術制作チーム長は「技術上の重要ポイントでは100%の信頼性が求められる。こんなに多くの機器があり、それぞれの連携が求められ、どんな故障も直ちに解決しなければない。極めて難しい作業だった」と語る。しかも「鳥の巣」内で機器の設置や調整に着手できたのは今年6月に入ってからで、準備期間は2カ月しかなく、誰もが過剰勤務を強いられたという。

 開幕式で使用されたハイテクは数十以上。幅広い分野にまたがり、宇宙開発関連の素材も使われた。掛け軸に使用された紙は「蜂の巣」状の新素材だ。フィールドの昇降ステージ、マルチメディア、LEDシステム、指揮システム、通信システムなどの多くの装置でもハイテクが用いられた。通信システム以外のコア技術は、すべて中国が知的財産権を持つ革新技術だ。(編集NA)

 「人民網日本語版」 2008年08月12日
 
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