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急速成長した中国の商業 小売総額60年で600倍
2009-09-15 19:56
  中国商業連合会の王耀・副秘書長は14日,「中華人民共和国の建国60年以来,中国の商業は急速に発展し,経済成長への貢献度はますます高まった」と語った.社会消費品小売額は建国初期の600倍余りとなり,最終消費支出の貢献率は改革開放初期から6.3ポイント高まり,商業企業の平均利潤は1950年の18倍となり,卸売・小売業と宿泊・飲食業の従業員は1950年の7.6倍となった.「新華網」が伝えた.

  中国商業連合会と中華全国商業情報センターが14日に発表した「新中国建国60年で商業・貿易・流通業が上げた大きな成果」と題した報告書によると,1949年から2008年までの発展を経て,中国の都市部は農村部に替わって商業活動の中心となり,都市と農村との一人当たりの消費の格差は縮まった.社会消費品小売総額に占める都市の割合は農村の割合より35.8ポイント高く,一人当たりの社会消費品小売額の都市と農村との格差は2.5倍にまで縮まった.

  同時に,都市と農村の住民の生活は大きく改善し,消費水準は不断に高まった.都市と農村のエンゲル係数は1950年より19.6ポイントと24ポイント低下し,飲食消費の構造もグレードアップした.改革開放以来,都市部住民の衣類消費の支出は大幅に増加し,家庭耐久消費財もグレードアップした.医療・保健・交通・通信・文化・娯楽の消費比率も急速に拡大した.

  王耀氏によると,中国の産業規模はこの60年で急速に拡大し,各産業は均衡の取れた発展を実現した.卸売・小売業と宿泊・飲食業の経営者は1950年の5倍となった.卸売・小売業と宿泊・飲食業の売り上げは改革開放後,平均で15%と20.7%の速度で成長した.市場の経営主体は多様化し,経営状況はますます合理化し,経済全体に占める国有と集団所有の比率が低下し,さまざまな経済的要素が共同発展を実現した.

  王耀氏によると,商業規模の拡大や企業効率の向上,経営主体と業態の多様化といった60年以来の局面は,商品流通市場の改善を促進し,就業ルートを大きく広げ,中国の経済発展と民生改善を力強く推進してきた.
 
 
 
「人民網日本語版」2009年9月15日
 
 
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