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大阪華僑総会主催国慶節祝賀会における薛剣総領事による挨拶
2022-09-26 20:00

尊敬する趙知理会長、青柳明雄理事長、華僑の皆さま、友人の皆さま、

 こんにちは。

 今回の祝賀会に出席し、大阪在住の華僑の皆さまがたと共に祖国誕生の日を祝えますことをとても嬉しく思います。まず、中国駐大阪総領事館を代表いたしまして、ご在席の皆さまと領事館管轄地域にお住まいの在日華僑の皆様方に、祖国政府と人民による心からのお祝いを申し上げます。

 73年前、恐れず団結する中国人民は、人民が主人公となる中華人民共和国をつくりあげ、勇敢に粘り強く戦い、「中国人民は立ち上がり、侵略されるがままになる屈辱的な時代はもはや終わった」と、世界に厳粛に宣言いたしました。

 この73年間、たゆまず努力する中国人民は、ゼロからスタートし、世界第二の経済大国になるという奇蹟の発展を遂げました。新中国成立当初、どの産業も衰えていて、GDP(国内総生産)はわずか600億元余りでした。今では中国のGDPは110兆元を超え、世界一の工業国、商品輸出国となっています。「神舟」が宇宙を飛び、「蛟龍」が深海にもぐり、「天問」が火星を探査し、「嫦娥」が月へ向かい、港珠澳大橋が両岸の三都市を結び、5G、ビッグデータ、クラウドコンピューティングで科学技術の世界最先端を走っています。

 この73年間、勤勉で賢い中国人民は、食べ物にも事欠く状態から、全面的に小康社会を実現するという歴史的な飛躍を遂げました。14億の人民が全面的に貧困から脱し、人類の奇蹟を作り上げたのです。新中国成立当初から2021年まで、一人あたりのGDPは119元から8万976元にまで増え、都市と農村住民の一人あたりの可処分所得は、それぞれ100元足らずと50元から、4万7400元、1万8900元に増えました。農村に生まれた私にとって、毎日ご飯をお腹いっぱい食べ、小魚のスープを飲むことが高卒までの夢でした。今では、農村の全体状況が顕著に改善し、平らな道路が通じ、きれいな住宅が建ち並び、肉も魚も一般人の食卓にあがるのが日常茶飯事となっています。

 華僑の皆さま、友人の皆さま、

 偉大な成果には、偉大な引率が欠かせません。中国共産党なくして新中国はなく、中華民族の偉大なる復興はないことを、73年間の輝かしい歩みが十分に証明しています。来月、第20回中国共産党大会が盛大に開かれます。これはわれわれの党が全面的に社会主義現代化国家を建設し、二つ目の百年奮闘目標に向けてコマを進める重要な時期に開かれる、極めて重要な代表大会であり、国家と民族の新たな発展のための布石を図り、方向を定め、「中国の治」を新たな段階へと進ませるものとなります。

 偉大な成果には、自信と開放が欠かせません。開放は現代中国の鮮明な標識であり、中国の盛んな発展を活性化させるだけでなく、世界経済を刺激するものでもあります。中国は確固としてハイレベルな対外開放を推進し、世界に発展のチャンスをシェアし、開放という春風で世界を温めます。

 偉大な成果には、団結と力の集中が欠かせません。祖国の発展成果は海外華僑たちにこの上ない自信と強力な支持を与えてくれ、新たな道のりにおいては、国内外の中国人が心を一つにし、力を集中することがより必要とされます。中国人の堅い団結があれば、中華民族の偉大な復興という中国の夢は必ず実現できると我々は信じています。

 今年はまた、中日国交正常化50周年にあたります。現在、中日関係はチャンスと試練が併存する状況にあります。双方は両国指導者の重要なコンセンサスを手引きとし、国交正常化の初心を忘れず、中日の四つの政治文書の原則と精神を堅持し、政治の相互信頼を増進させ、互恵協力を深化させ、文化交流を拡大し、対立や意見の食い違いをうまく取り組み、両国関係を平和友好協力という正確な方向にそって、安定的に進めていき、より成熟し安定した、健全で強靭な中日関係で、次なる50年を迎えたいと思います。

 大阪華僑総会は創立以来、終始国と故郷を愛する優れた伝統を堅持し、大阪在住華僑を広く団結させて、祖国統一を堅く守り、祖国の発展に関心を寄せて支持し、積極的に中日友好を支持してきました。これから引き続き、祖国建設の発展を支持し、中日友好交流と実務協力の懸け橋となり、両国関係の発展に新たな、より大きな貢献をしていただけることを願っています。

 最後になりましたが、皆さまのご健康とご発展を心よりお祈り申し上げます。ありがとうございました!


 
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