4月7日、薛剣総領事は神戸中華同文学校2023年度入学式に出席した。蔡旦伯学校理事長、李俊吉校長、林同福名誉理事長、張述洲名誉校長、愛新翼顧問、楊震雄顧問、同窓会及びPTAの代表者らが出席した。魏有美副総領事が式典に参加した。

  会場の熱烈な拍手の中、148名の小中学生一年生が講堂に入場した。式典の冒頭で、「義勇軍進行曲」が勇壮に演奏され、来賓全員、教師、生徒、保護者が五星紅旗に目礼した。

  薛剣総領事は総領事館を代表して、新入生が学習生活の新たな段階を始めたことに祝意を表し、次のように述べた。中国は民族復興の偉大な道程の上で勇敢に前進しており、国内外の中華子女は祖国の発展によってもたらされるチャンスと利益を共有する。百年に一度しかないと言われる変革局面において、「東が上昇し、西が下降する」という状況が大勢の赴くところであるため、中国語をよく学ぶことは、中華文化と新しい時代の中国をよりよく理解し、中国、世界、そして未来への「黄金の鍵」を得ることを意味する。

  薛剣総領事はさらに次のように述べた。神戸中華同文学校への入学を選択した生徒たちの決定は正しい。ここは悠久で重厚な歴史を持つ百年の華僑学校であり、その設立は梁啓超先生の愛国・救国・報国という崇高な精神に由来し、その存続は当時来日した華僑同胞が苦労をなめ尽くし、「金のある人は金を出し，力のある人は力を出す」という団結と闘争と切り離すことはできない。その発展には代々の神戸華僑が次世代に対する教育への苦労と尽力を凝集し、日本の地方自治体や各界の友人の支持と援助より益を得て、在日華僑の中国文化への熱愛、中日友好事業への貢献が含まれている。生徒の皆さんには、知識を身に付けるだけでなく、体力を強化し、「団結友愛、互敬互助」という校訓を実践し、視野を広げ、境界を高め、他者、社会、中日友好、そして世界に有益な時代の新人となり、より良い自分を成就することを期待している。

  李校長と蔡理事長はそれぞれ新入生全員に祝意を表し、次のように述べた。祖国は在日華僑の子弟の最も強い後ろ盾であり、生徒に皆さんは学校での時間を大切にし、中国語と中国文化を一生懸命学び、徳育・知育・体育のすべての面で優れた優等生になり、中日友好事業の相応しい後継者に成長するよう期待している。

  式典に先立ち、薛剣総領事は学校の教学備品寄贈式に出席し、次のように述べた。同文学校は有名な百年中文学校として、何世代にもわたる優れた中国語の人材を育成し、中国文化の継承と中日友好の促進に積極的に貢献してきた。現在、祖国は社会主義現代化国家を全面的に建設する新しい道程に意気高らかに前進して、第二の百年目標に向かって邁進し、中国式現代化による中華民族の偉大な復興を全面的に推進している。複雑で変化しがちな外部環境と次々と現れて尽きない外部挑戦に直面しているが、時代と大勢は私たちの側にあり、中華民族の偉大な復興は不可逆的な歴史的プロセスに入った。強くて隆盛の祖国は常に海外の華僑学校と中国語教育の発展の最も強力な後ろ盾となるので、中国語教育は大きな可能性があり、同文学校は間違いなくますます発展していくものと、我々はいかなる時でも信じる理由がある。

  薛剣総領事はさらに次のように述べた。習近平総書記は中国共産党第20回全国代表大会の報告で、華僑業務を強化・改善し、共同で民族の復興に尽力する強力な力量を形成する必要があると指摘した。中国語教育事業の発展は、文化の継承と文明交流の需要だけでなく、華僑と華人の子弟の教育に関わる緊急なニーズでもあり、同胞は非常に注目している。総領事館はこの光栄で重い責任を担い、同文学校の建設と発展を支持し、より快適な学習環境の構築を支援していきたい。

  蔡会長と李校長は祖国政府の長年にわたる学校への誠心誠意な配慮と強力な支持に感謝し、次のように述べた。学校として中国と日本に役立つ人材を育成し、中国と日本の世々代々の友好に積極的に貢献するために引き続き懸命に取り組んでいきたい。