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中国映画感想の一「梅蘭芳」
2012-02-20 10:32

本日の梅蘭芳、大変結構でした。京劇に対する私の知識が更に深く厚くなりました。暫く前から、中国の若い人たちは京劇に対する興味を失っているのではと思っています。日本の歌舞伎、文楽、能楽と同じく、伝統芸能は一般人からは離れてしまっている実情です。この原因は現在の芸能はメディアを通じて、広く薄く伝わって、古典芸能は細い表現、約束ごとなど多くの事前知識を要して、これが壁となって食わずきらいが先行してしまっている様です。辛抱強く、見せてあげることを続けることが一番だと思います。

和田融(74才団体会員)

 

映画会「梅蘭芳」に招いて戴きありがとうございました。

“梅蘭芳”の人間的な苦悩と芸術家としての愛国心に感動を覚えました。

私の訪中は松山バレエ団の「白毛女」公演と日中友好演劇交流“話劇人社”でしたが、文革中であり、模範劇「红灯记」とか「威虎山」「女子第二中队长(红色娘子军)」革命的英雄の突出する時代で面白くないときでした。撮影は紙“壁”新聞で闘争中話劇も大変な時代でした。“批判”“造反”の混乱した寂しいときでした。

一九五二年六月中国映画が日本代表団にお土産として、持ち帰り、日中友好協会では組織拡大宣伝啓蒙活動として「白毛女」のフィルムと映写機をもって全国に展開しました。

松山バレエ団ではヨーロッパのバレエからアジアの手足の短い東洋人の踊りを目指して「白毛女」バレエ化したのです。

一九五四年六月インドネシア、バンドン平和会議で周総理に「白毛女」のバレエを報告したところ、是非私達に観せてほしいと招聘を受け第一団の「白毛女(初演)」訪中公演となり、交流が始まりました。

映画は私達に大きな交流の機会を与えたのです。

一九五六年七月(六月十四日大阪入り東京へ)梅蘭芳の訪日公演(七月三日演出)演目は「虞美人」で大阪では歌舞伎座(旧)歌舞伎座は現在近鉄上六駅に移築。朝日新聞と日中の共催。

伊吹健(79才団体会員)

 
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